2025年5月11日(日)に高松商工会議所会議室にて、後継経営者養成講座の第1講を開催しました。
経営に関する体系的な知識習得を目的として、約半年間にわたって全6回で開催される本講座。今年は4名の受講生に参加いただきました。 第1講は「経営・管理の基本」をテーマに、当協会前会長の山下益明診断士が講師を務めました。
冒頭に講師から経営者の役割とリーダーシップについて説明があり、受講者の現状や受講目的などを発表していただきました。午前中は「経営とは何か、トップに求められるもの」や「経営の優劣を左右するもの」、「経営体系と組織とは何か」など、経営における基本的な考え方を学びました。午後からは「経営における管理とは何か」や「管理力強化のための問題解決技法」など、実際に経営を行う際に必要な管理の基本を学びました。
また、講師がテキストを説明した後に、自身や自社にあてはめての課題や疑問を、受講生全員に聞く形式で行いました。テキストの内容をより具体的に詳しく理解できるように工夫されていました。その成果か受講後のアンケートには、「人間力を高めることが経営者として重要だと気付いた。」や「仕事の中で『なぜ、そうなるのか?』や『本当の課題は何か?』など、本質を見極める力を養いたい。」といった前向きな意見が挙がりました。
次回は6月15日に開催する「計数の基本」です。毎年、多くの受講生が学んだことが無いため苦労する講座です。逆に学んだことが無いだけ、知識が大きく伸ばすことができる講座でもあります。当講座をきっかけに後継経営者として、個人と企業のさらなる成長に繋がることを願っております。